鶏卵はコスパ最強の精力増強食材になる|グルタミン酸とアルギニンの代謝から学ぶ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
鶏卵はコスパ最強の精力増強食材になる|グルタミン酸とアルギニンの代謝から学ぶ

卵(鶏卵)が完全栄養食であるということは、一般的によく知られています。

鶏卵一つに一日に必要な栄養素がほぼ全て含まれているのですから、『完全栄養食』と言われるのも納得です。

しかし、卵が精力増強食材としても優秀だということはあまり知られていないのではないでしょうか。

「生卵を3つ飲むと精力がアップする」

というような話は聞いたことがあるかもしれませんが、おそらくは人気映画の影響が強いだけではないかと考えられます。

主人公がトレーニング前に生卵を一気に飲み干すシーンは印象的でした。

実際、鶏卵にはどのような栄養が含まれているのか?

本当に精力増強に効果はあるのか?理論的な部分から詳しく見ていきたいと思います。

鶏卵はアミノ酸スコア100のスーパー食品

アミノ酸スコア』という言葉を聞いたことはありますか?

アミノ酸スコアとは、その食べ物に含有される『タンパク質』と『必須アミノ酸』がどれだけバランスよく含まれているかを数値で表したものです。

このアミノ酸スコアが100に近いほど、優れたタンパク質であると言えます。

鶏卵はアミノ酸スコア100、つまり鶏卵は優れたタンパク質なのです。

鶏卵はコスパ最強

コスパ

もちろん鶏卵の他にもアミノ酸スコア100の食品はあります。鶏肉・豚肉・馬肉などの肉類や、アジ・鮭・カツオ・イワシなどの魚類が該当します。

他には牛乳もアミノ酸スコア100の食品です。動物性タンパク質に多く、植物性タンパク質では、スコアは低めとなります。

どれも日頃簡単に手に入る食品ですが、鶏卵の特筆すべきポイントは≪コスパの良さ≫です。

鶏卵は昔から物価の優等生と呼ばれてきました。多少の変動はありながらも、鶏卵は大きな価格変動がなく安定して推移してきました。

一時的には鶏卵価格が高騰したこともありましたが、それでも1パック10個入りで数百円程度です。

現在はまた価格が下がっていますので、1パック100円前後で購入出来ることも増えて来ました。

鶏卵10個を一度に食べてしまうのは難しいと思いますので、他のアミノ酸スコア100の食品と比べてもコスパの良さが際立ちます。

鶏卵は価格が安定している上、スーパーやドラッグストアなどでも目玉商品などとして安く売られていることが最も多い食品です。

生食でも2週間程日持ちするので冷蔵庫に常備が可能で、毎日食べることが出来ます。

食べ方や調理方法も豊富で味の変化も付けやすい食品であることも魅力の一つです。

大手レシピサイトでは、「卵」と検索すると700,000件を超えるレシピが出てきます。鶏卵は毎日食べても飽きがこない食品の代表とも言えるでしょう。

また、他の食品と組み合わせることで、その食品のアミノ酸バランスも上がるので、効率良く栄養を摂取することが出来ます。

和洋中どのような料理とも合い、間食としてゆで卵を食べることもあります。

つまり鶏卵は、コスパ抜群で使い勝手も良い、最強のタンパク質なのです。

必要なアミノ酸はほぼ全て補給できる

アミノ酸

人の身体の20%はタンパク質によって構成されています。

身体の70%は水分なので、水分を除くとほとんどがタンパク質とも言えるでしょう。そのタンパク質は20種類のアミノ酸によって構成されています。

そのことを考えると、やはりアミノ酸は人の身体には決して欠かすことが出来ない栄養素なのです。

そのアミノ酸の中でも、人の体内で合成することが出来ず、食事から摂取する必要があるアミノ酸のことを『必須アミノ酸』と呼びます。

必須アミノ酸はトリプトファン・リシン・メチオニン・フェニルアラニン・トレオニン・バリン・ロイシン・イソロイシン・ヒスチジンの9種類を言います。

鶏卵にはこの9種類の必須アミノ酸がバランス良く含まれているのです。

また鶏卵には、グリシン・アラニン・アルギニン・システイン・アスパラギン・アスパラギン酸・グルタミン・グルタミン酸・セリン・チロシン・プロリンという非必須アミノ酸も含まれています。

非必須アミノ酸は体内で合成可能ではありますが、毎日新しく作り替えられ、代謝されているため、その代謝の過程で不足してしまうこともあります。

そのため、非必須アミノ酸も食品からの摂取が欠かせません。

このように鶏卵を摂取することにより、身体に必要なアミノ酸を全てバランスよく摂ることが出来るのです。

加熱卵と生卵ではどちらが栄養価が高い?

栄養素には、加熱によって失われてしまうものが多くあります。また反対に、加熱せず生で摂取することによって思わぬ弊害が生まれてしまうこともあります。

鶏卵の場合はどうなのか確認していきます。

新鮮な卵かけご飯は健康を支えてくれる

生卵の最も簡単かつおいしい食べ方は、卵かけご飯ではないでしょうか?

近年TKGと呼ばれ、TKG専門店やTKG専門の醤油が出来るほどのブームとなっています。

この卵かけごはんは栄養面で理にかなっており、健康面での様々な効果が期待できます。

お米には多くの必須アミノ酸が含まれていますが、『リジン』と『トレオニン』は不足しています。

アミノ酸は、必須アミノ酸のうち一つでも必要な量に達していないものがあると、残りのアミノ酸もその足りないレベルまでしか働かないという残念な特徴があります。

しかし、アミノ酸スコア100の食品を同時に摂取することにより、その足りないレベルを100までアップさせることが出来るのです。

つまり、白米のみではアミノ酸は本来の力を十分に発揮することは出来ないのですが、ここに鶏卵を加えることでアミノ酸バランスが整います。

その結果、卵かけごはんはアミノ酸スコア100の優秀な食品に変身するのです。

さらに生の鶏卵はビタミン、特にビタミンBの吸収率が高く、免疫力を高める効果もあります。

現代社会は多忙を極めており、夜型の生活となりがちです。

夜が遅くなった分朝は少しでも睡眠に当てたいと、朝食を抜く方が増加しています。

しかし、朝食を摂ることによって血液が循環し、体温が上がるのです。

脳や身体を休息モードから活動モードに切り替えるためにも朝食は重要です。

調理の手間がなく毎日手軽に食べられる卵かけごはんは、特に朝食には最適の完全栄養食と言えるのではないでしょうか。

固ゆで卵は安全性に優れている

ゆでたまご

鶏卵の栄養を丸ごと摂取するには生食が理想的ですが、少し問題もあります。

生卵には『アビジン』という成分が含まれており、アビジンは『ビオチン』の吸収を阻害してしまうのです。

『ビオチン』はサプリメントとしても有名ですが、コラーゲンの生成をサポートし、肌や髪を作るなどの働きがあり、美容面で特に重要な栄養素です。

ビオチンが不足すると白髪が増えたり、爪が弱くなったり、肌がかさついたりすることがあるため、気を付けなければなりません。

固ゆで卵はビオチンを効率良く摂取するのに優れています。

生卵を摂取するときは、時間をずらしてビオチンをサプリメントで補給するのも効果的です。

また、生卵を摂取することがアレルギーの原因となることもあるので、体質的に敏感な方は特に注意が必要でしょう。

固ゆで卵はこういったリスクが最も少なく、食中毒などの可能性も低いため安全です。

日本の卵は海外とは違い、衛生面で非常に優れていますが、養鶏場の直売店などで購入した卵には菌が付着していることもあります。

この点でも、十分に中まで加熱することが出来る固ゆで卵は、最も安全な鶏卵の食べ方と言えるでしょう。

半熟卵なら消化吸収抜群

卵は、生や固ゆで、卵焼きなどではなく、温泉卵などの半熟も人気です。目玉焼きでも半熟の方が好まれる傾向にあります。

半熟卵の最大の利点は、消化吸収が良いというところでしょう。固ゆで卵は消化吸収に3時間ほどかかります。

腹持ちは良いのですが、体調によっては胃腸に負担がかかってしまいます。一方半熟卵は、消化吸収にかかる時間はその約半分です。

体調不良のときや食欲のないときでも、半熟卵であれば胃や身体への負担が最も少なく、栄養を摂取することが出来るのです。

鶏卵は半熟(温泉卵程度)にすると、体内吸収率が97%になります。

卵黄が生に近い状態であるため栄養価の損失も少なく、他の食べ方と比べても消化吸収に優れているため、効率的に栄養を摂取することが可能です。

パンやサラダ、パスタなどを始めとして、料理のトッピングとしても相性がいいため、摂取しやすいのも魅力です。

作るのが面倒な印象のある半熟卵ですが、最近では100円ショップでも電子レンジで簡単に温泉卵が作れるという便利グッズが売っていたり、どのコンビニやスーパーでも温泉卵が普通に売っていたりします。

そのような便利なものを利用して、生活に取り入れてみるのもおすすめです。

昼食はついついコンビニランチ、焼き肉弁当だけ、パンとサラダとコーヒーだけ、という方はぜひ取り入れてみてください。

それだけで急激に栄養バランスがアップします。

鶏卵が精力増強につながる理由


鶏卵には様々な栄養素が含まれており、摂取することで健康になることは分かりました。

しかし精力増強という面においては、鶏卵は一体どのように働くのでしょうか。

効率良く良質のタンパク質が摂取出来る

鶏卵の栄養価は非常に高いため、食欲がなかったり時間がなかったりするときでも、効率良くタンパク質を摂取することが出来るようになります。

忙しいときなどは特に、パンやおにぎり、ラーメンなどの炭水化物のみで食事を済ませてしまいがちです。

また、メタボが気になりダイエットなどで野菜中心の食生活にしたりすると、タンパク質の摂取量が減ってしまうこともあります。

タンパク質が不足することによって筋力低下を引き起こすこともあります。

筋力低下が起こると、セックスに必要な筋肉も低下することになるので、もちろん精力は減退してしまいます。

そのため、精力増強には十分なタンパク質の摂取が必要だと言えます。

タンパク質の必要量は、運動をしていない男性で一日に60g程度です。卵は中1個で約8.6gあるので、手軽なタンパク質補給としておすすめです。

レシチンが精力減退防止

卵黄に含まれる『レシチン』は、脳の神経や神経組織を構成しています。レシチンは脳の活性化を図ります。

脳が活性化することによって興奮しやすい状態になり、また敏感にもなるため、性的にもより快感を得られるようになります。

その他レシチンは神経伝達物質『アセチルコリン』の原料でもあるため、精力減退を予防し、回復させる作用もあるのです。

肥満はEDの主要な原因とも言われていますが、レシチンは水と油、老廃物の代謝に関わるため肥満の解消にも役立ちます。

レシチンは「記憶力が良くなる」「集中力がアップする」「認知症予防に良い」などの効果がよく知られていますが、同時に精力増強においても大きな役割を果たすのです。

アルギニンの血管拡張作用

『アルギニン』といえば成長ホルモンを分泌させたり、筋肉を増強させたり、免疫力を向上させたり、疲労回復を図ったりするなど、多くの効果が知られています。

しかし男性として最も気になる効果は、『血管拡張作用』ではないでしょうか。アルギニンを摂取することにより、体内に一酸化窒素が生成されます。

一酸化窒素の働きにより血管は拡張し、血流がアップします。この一酸化窒素の血管内での働きの研究は、1998年にノーベル医学・生理学賞を受賞しているほど世界中で注目されているのです。

ノーベル賞で話題になった後この一酸化窒素による血管拡張効果は、筋力トレーニングをする方々の間では、特に有名なものとなりました。

しかしトレーニングをしない男性でも、一酸化窒素は同じように効果があるとされています。

血管拡張作用により直接的にペニスへの血流が増し、大きさや硬さに作用する他、血流が改善されることによって、精子の量や運動性を上げる効果までも期待されています。

鶏卵にはアルギニンが含まれており、またアルギニンそのものを摂取しなくても、グルタミン酸を摂取することで、体内でアルギニンを合成することが出来ます。

最近はアルギニンが不妊治療にも効果があると言われており、手軽に摂取できる鶏卵は更に注目を集めています。

まとめ

鶏卵には、ビタミンC、食物繊維以外のほぼ全ての栄養素が含まれています。毎日の食事にも取り入れられ、何の無理もなく続けられる完全栄養食です。

  • 疲労回復効果や筋肉増強効果がある。
  • 精力減退を予防し、脳が興奮しやすい状態にしてくれる。
  • 血管拡張作用によりペニスの拡大も期待出来る。
  • 精子の量が増え、精子の運動量も増える。

これだけ男性にとってメリットの多い食材はありません。

いつも何も考えずに食べていた鶏卵ですが、見方が変わったのではないでしょうか?

コスパ最強の精力増強食材である鶏卵は、あなたの味方になってくれるでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
error: Content is protected !!