
男性であれば一度は、自分のペニスの大きさに関心を持ったことがあるのではないでしょうか?
もし自分のペニスが小さかった場合、ある種のコンプレックスを抱えてしまう方も多く、それが原因で自分に自信がもてなかくなったりします。
そういった自分を変えようとする方にとってペニス増大は大きな課題となりますが、間違った情報を鵜呑みにして誤った方法で行ってしまうと、無意味であったり、かえって逆効果になる可能性もあります。
「ネットに書いてあることを実践してみたけど全く効果が出ない。」
「せっかくお金を払って継続していても無意味だ…」
といった声をネット上で多々見かけます。
今回は、そういったありがちな失敗と、世間で言われている先入観を認識し、正しい事実を知ってもらえたらと思います。
目次
医学的根拠と効果がないペニス増大方法
現在、さまざまなペニス増大方法が紹介されてはいるのでが、中には科学的に実証されていない方法や、続けても全く効果の出ないやり方も含まれています。
また、実際に効果のある実践方法を行っていたとしても、自身の生活習慣によりそれが身を結ばないこともあります。
以下は、そのような、根拠に結びつかないケースをいくつかご紹介します。
精力サプリだけ飲んでも海綿体組織は増えない
ペニス増大を望む方にとって関心が強いであろう精力/増大系サプリですが、ペニス増大のためには2つの条件をクリアできないため、精力/増大系サプリサプリのみでは理想的な効果を得られないことがあります。
まずこの仕組みを理解するために、海綿体組織とは何なのかを知る必要があります。
海綿体とはペニスの中にある、血管の集合体のことを指します。この海綿体の血管に血液がどれだけ入っているかによってペニスの大きさが変わっていきます。
ペニス中で最も大きな面積の海綿体は、陰茎海綿体と呼ばれ、この大きさがペニスの大きさになるのです。
しかし、この陰茎海綿体は2つ存在するのですが、お互いが中心でぶつかり合うため、大きくなる限界というものがあります。
もう一つの原因は、ペニスにはグラスセンサーというものが存在しており、こちらも同時にペニスの増大に制限をかけています。
精力サプリではこの2つを克服することができず、また、サプリを飲むことによる副作用が出る可能性もあるため、場合によっては危険になりかねません。
喫煙・飲酒していると何をしても効果は出ない
一般的には飲酒のほうが喫煙よりもまだましだといわれているものの、どちらも頻度や量によってかなりの影響が出てしまいがちです。
まず、お酒のほうから説明すると、お酒には本来、リラックス効果のある成分が含まれています。
そのため、適度な飲酒をすることによって、勃起がしやすくなる作用もあります。そう考えると、この作用は良いほうの効果となります。
しかし、過度の飲酒はペニス増大に必要な成分、シトルリンやアルギニンを分解してしまう作用があるため、飲みすぎは良くないということになります。
また、寝る時間と間を開けて飲むと良いでしょう。体の成長は寝ているときに起こるため、アルコール分解に体の成長のエネルギーを使ってしまうと非効率となってしまい、この点は注意が必要です。
※参考記事※
⇒飲酒時勃起しても射精出来ない?酒で遅漏になる理由と酔ってもイケる方法
喫煙に関しては深刻な問題です。皆さんもご存じの通り、たばこにはニコチンやタールなどを含む200種類以上の有害物質が含まれています。
それによって体内で活性物質を作り出し、これが多くの細胞を破壊し、またこれを吸収しようとするのにとても多くのビタミンやミネラルを消費してしまいます。
ペニス増大には、ペニスに多くの血液を流し、栄養分を送ることが必須なのですが、喫煙はこれらと全く逆の行動をしていることに繋がってしまいます。
理想的にはたばこをやめることが一番ではありますが、喫煙者にとっては難題である場合が多く、できるだけ頻度と回数を制限することから始めてみると良いでしょう。
牽引器具だけ使っても効果はない
牽引器具は、今ではペニス増大の方法の一つとして認識されていますが、かつては曲がったペニスを矯正するための医療器具として使われていました。
つまり端的に言ってしまうと本来、牽引器具はペニスを大きくするための器具とは言えない、ということです。
個人差もあり、中にはペニスが増大したという方もいらっしゃるようですが、多くの例は曲がったペニスを矯正したことにより、少し伸びたと錯覚した、と考えるほうが合理的と言えるでしょう。
また、牽引器具が効果的だといわれる理由は、牽引器具によってペニスを伸ばし、空いた空間に新しい細胞をつくる、ということにあります。
そもそも新しい細胞を作ることは容易いことではなく、牽引器具は装着に力加減が必要となるため、慣れていない方は痛みを伴ったり、怪我をしてしまったり、などの危険性もあります。
精力サプリの役目と効果について
先ほど精力サプリについて軽く触れましたが、精力サプリには実際、ペニス増大の成分は含まれています。
それぞれの成分にも摂取量や摂り方によって効果も大きく変わります。
そのため、ペニス増大に関わる成分について知っておくと、どう摂取すべきかが見えてきます。以下はその主な成分とその役割についてのご紹介です。
シトルリンが働く部位と作用
まず、シトルリンですが、こちらはペニスに限らず、体全体の部位によって効果的な成分です。
主にシトルリンの効果としては、運動能力の向上や疲労回復など、多岐にわたるメリットがあります。
また、ペニス増大に関して言うと、血行促進と成長ホルモンの活性化です。ペニスに血流を多く送り、かつ成長ホルモンが血流の栄養分を2乗、3乗としていきます。
血行の流れは老化とともに低下するため、シトルリンを多く摂取することで、効率的に体中の血行を良くすることができます。一日の目安は800mgといわれています。
スイカやメロン、ウリ科の植物によく含まれています。さらに、シトルリンを一緒に、アルギニンを摂取することによって更なる効果が望めるようになります。
アルギニンが働く部位と作用
このアルギニンはシトルリンと効果が似ていますが、主に成長ホルモンと男性ホルモンの促進、あとは血行促進です。
成長ホルモンがペニス中の海綿体の成長を促し、男性ホルモンによって勃起力、より力強い勃起となります。
そして、アルギニンとシトルリンを同時に摂取することによって、一酸化窒素が合成されます。この一酸化窒素が血管を拡張し、血行を良くすることに繋がります。
老化とともに衰える血行ですが、血管を強くすることで新しい血管のサイクルが生まれ、より血の流れをよくすることに繋がります。
また、2つの成分を一緒に摂取することによって、体内中での吸収率が上がります。アルギニンは1日に2000~4000mg、ペニス増大には最低でも3000mg摂取することが理想的とされています。
主な食品としては鳥や牛、豆腐などがありますが、豚ゼラチンが最もアルギニンを多く含んでいます。
オルニチンが働く部位と作用
オルニチンも他の成分と同様、成長ホルモンの促進が主な効果となります。細胞の分解、増殖によってペニス中の細胞も増やすことに繋げられます。
また筋肉を増やすことは、ペニス増大につながります。ただ、オルニチンだけでは効果は薄いため、上記の成分も合わせて摂取すると良い、ということになります。
道具を使ってもペニス増大は簡単ではない
以上のように、ペニス増大は容易なことではなく、それに対して時間や労力が必要になります。また犠牲が生じることもしばしばです。
ペニスを大きくしたいからといって、軽はずみに取り組んでも簡単には効果は得られず、時間だけが過ぎていくことが多いです。
そのため、みなさんにはこちらの事実を踏まえ、正しい情報によって取り組むという意識が必要と言えるでしょう。
ペニス増大には半年以上掛ける覚悟(じっくり長期計画で)
まずサプリを飲み、トレーニングをしたからといって、次の日突然ペニスが大きくなる、というこうは当然ながらあり得ません。
そのため、長い期間を通して、効果を出していくと思っていたほうが良いでしょう。継続的に努力をしなければ意味はありません。
サプリやトレーニングにも個人差がるため、早く効果に表れる場合もあれば、そうではないこともあるでしょう。
喫煙をする方であれば、吸う頻度や回数を制限しなければいけません。お酒も大量に飲むようなことは憚られます。
目的を達成するには思った以上に苦労する、ということを念頭に置かなければいけません。
ペニスに合わない道具は効果なし
自分のペニスに合ってない器具は、効果が出ることはおろか、自分の身を滅ぼしかねません。
そのため、多少のサイズの誤差が後々に大きな効果の差を生んでしまいます。道具の例としてペニス増大ポンプが挙げられます。
簡単に説明すると、こちらは真空増大ポンプと、水中式増大ポンプというものがあり、ペニスに取り付けたシリンダーの空気や水を抜くことによってペニスに負荷をかけて増大の促進を促す、というものです。
しかしこちらの方法、シリンダーのサイズが自分のペニスに合ってないと効果が出ないだけでなく、カリ部分や包皮に水ぶくれができる、などの声が多く上がっています。
まずは慎重になって、自分に合った道具を選ぶことから始めると良いですね。
手っ取早いのは専門医に手術してもらうことだが・・・
結局はどの方法も簡単に効果を得られるものではなく、皆さんが期待しているような状態にするのは、とても至難であるといえます。
そのため、どうしても自分はペニス増大を本気で目指している、自分のコンプレックスを直したい、そう言った方は手術が最も確実かつ効果的と考えるのは当然でしょう。
手術の方法には主に2種類に分かれており、増大治療と長茎術があります。前者はペニスを大きくしたい場合、後者は長くしたい場合です
増大手術の中にも、切る手術と切らない手術があります。
切る手術というのはいわゆる包茎手術というもので、亀頭に被っている皮を切除することによって、これまで隠れていた亀頭を露出させることによって、ペニスを大きく見せるというものです。
切らない手術は、主にヒアルロン酸注入とシリコン注入です。美容整形などに使われる療法と一緒の仕組みとなっているため、安全性の面は確保されているといえます。
ヒアルロン酸は人工のものであるため、1年から1年半ほどするとペニスに吸収されてしまいますが、それも体内に残らず害がないということなので、安心して手術を受けることができます。
長茎術に関してですが、こちらは体内に隠れた陰茎を引き出すことによって物理的にペニスを大きくするというものです。
特に、肥満者の方々は腹部の贅肉が海綿体を圧縮し、ペニスが引き込まれているということが多いのです。
もし切る手術を行ったとしても、陰毛によってカモフラージュも可能となるため、傷口に対する心配はありません。
そして気になる効果ですが、一般的には3~8cm、中には10cm伸びたという方もいるのは事実です。
このように、手術をすることによって、ある程度自分の思うような効果が手に入れられることになります。
しかし、手術を行うことによって確実に早く目標が達成出来る反面、かなりのリスクがあるのも事実ですので、安易な実行はオススメ出来ません。
価格も安くないので、しっかりと「メリット」「デメリット」両方の知識を得て、「それでもメリットがある」と確信した場合のみ、実行するのが良いでしょう。
こちらに関しては以下記事で詳細解説していますので、合わせてご覧下さい。
※参考記事※
まとめ
以上の点を踏まえて、いかがだったでしょうか。自分のペニスを大きくしてみたいと言う方にとって、自分で大きくするのはとても難しいと感じられたのではないでしょうか。
巷の情報では簡単なように見えますが、実際に大きくするのはそれほど簡単なことではないことは伝わったのではないでしょうか?
実践をするにも、場合によってはお金も時間もかかります。そのため、軽はずみな気持ちで挑戦するものではないでしょう。
しかし、小さいころから自分のペニスがコンプレックスで本気で変えたいという方も中にはいらっしゃいます。
そういった方は以上の事実を認識し、継続的に実践することによって、着実に効果を得られるようになるでしょう。
また、継続的にすることが苦手な方であれば、最終的には手術をするというのも一つの方法です。
これまでの内容を踏まえ、やってはいけない、誤ったペニス増大方法をしっかりと認識し、そして正しい方法で実践していくという意識を持ちましょう。